人事が頭下げてでも採りたい人になるためのガクチカ

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就活は慣れです。就活序盤は優秀な学生でもトンチンカンな文章を作っている場合も多いですが、就活後半戦になってくるとどの学生も面接準備をしっかりと行なっており、面接でも聴き心地の良い言葉が並びます。

受かる学生のガクチカは、「ガクチカは『学生時代頑張った事ではない』面接官が見ているポイント」の記事の中でも記載したポイント(成果・思考力・言語化能力)を押さえていることも多いです。

ただ、そのような就活生の中でも頭一つ抜けて光り輝く学生さんはいます。本日はそのような超優秀学生と普通の学生のガクチカの違いについて具体例を出しながら手短に説明したいと思います。この違いが分かるようになると、「この学生なら内定を出してもいいかな」という面接官の評価を「うちに入社してください」という評価へとあなたを変貌させる可能性すらあります。

また就活に限らず、普段の生活から意識変革することで、サークルや部活、ゼミなど様々な活動でもより良い影響を与えていけると思いますので、意識してみてください。すでに内定者の方にも社会で活躍する上で参考になるかと思いますので興味あれば一読ください。

人事を唸らせるガクチカとは

長々と記載するつもりはないので結論から言うと、人事が頭を下げてでも採用したいと思わせる学生のガクチカは「アクションの段階」が違うのです。この段階が違うガクチカに出会うと私たちのような面接官は「この学生やばっ!!」ってなります。

企業や職種によっても求める人材は違いますが、基本原則として以下のようなガクチカの違いが現れると私は考えています。

行動の段階(1~6) 基準
段階1:アクションなし ガクチカがない。

段階2:受け身のアクション

行動の説明が抽象的or単発である。結果との関連が分かりにくく論理的に聞こえない。行動量も少なく、状況と結果説明だけしている。
段階3:通常のアクション 行動した事実は具体的だが、この状況や立場なら誰でもそういう風に行動するだろうなというレベル感。
段階4:能動的なアクション 継続的な活動で得た知識/経験から自分なりの改善や付加価値を生み出している。
段階5:周囲を巻き込むアクション(低) 自分だけではなく周囲の人々や環境の影響を考え、既存ルールや周囲の反対などの阻害要因を乗り越えて成果を生み出している。
段階6:周囲を巻き込むアクション(高) 阻害要因を乗り越え、自分のみならず周りの人たちの行動変容をも生み出して大きな成果を生み出している。

上記の行動段階の中で5、6の行動を当たり前にできる学生がいるのです。

行動段階の具体的事例

イメージしづらいかもしれないので、ガクチカの話に置き換えて例を記載しましょう。よくあるカフェのバイトやゼミ、サークルなどの活動を想像してください。あなたは普段どのような行動をとっているでしょうか。

段階1:アクションなし ・私(僕)なにもやってないんです。。

段階2:受け身のアクション

・上の人に言われた通りにやりました。
段階3:通常のアクション

・誰よりも笑顔で頑張りました。
・周りのメンバーと1対1で飲みにいって仲良くなって、雰囲気を良くしたんです。
・お客様に積極的に話をしてニーズを聞きました。

段階4:能動的なアクション

・ハイパフォーマンスの先輩複数名に同行させていただき、〇〇の特徴があるということに気づき、自身の行動を改善しました。

段階5:周囲を巻き込むアクション(低) ・20年という歴史の中で、定例的に行われているやり方が非合理的なやり方になっていると気づき、直近一年分のデータと照らし合わせ周りを説得し、マニュアルを新しく作り替えました。
段階6:周囲を巻き込むアクション(高) ・作成したマニュアルが継続運用されないと意味がないので、バイト教育や評価項目にまで落とし込むことで、私が不在の時も上手く運用されるように仕組みに落とし込みました。

ご覧になっていかがでしょうか。段階5、6の学生はガクチカで、なんとなく学生だったらこんな行動をするだろうなと想定されるであろう解決策のさらに上を超えてきます。面接をしていても驚かされますが、超優秀学生は1つのバイトの話だけではなく、サークルにしてもゼミにしても、どの活動においても当たり前のように段階5、6の思考を持ちながら日々の活動に臨んでいる学生がいるのです。

私が過去に面接してきた中でも凄いと感じた学生は、某地方のイベントを仕掛けて40万人の来場者を集めることに成功した方もいます。大学生ながら自分で企画を考え、企画書を知事にまで提出し、自治体とプロのイベント会社などを巻き込んで当初数万人の来場目標にも関わらず40万人もの方を集めたのです。

そして彼が卒業後もそのイベントは毎年継続されているのです。彼はこれ以外にも武道館を貸し切って1万人の大学生を集めるイベントを成功させていたりと、常に高い次元で物事を考えながら様々な活動をしていました。

また、私の後輩には学生時代に昆虫ビジネスで数億円稼いだ猛者もいました。希少な昆虫を捕まえては卵を孵化させるノウハウを試行錯誤して自分で見つけ、昆虫を育てるマニュアルを作成し、退職した高齢者を集めて飼育・繁殖をさせて、世界中の昆虫コレクターに販売して数億円の売り上げを作っていたのです。

そして最後はそのビジネスを仕組みごと企業に売却していました。このような段階6の方達は当たり前のように個人が成果を出すんだという思考を超えて、自分がいなくても組織や活動がうまく行くにはどうするべきか考えられるのです。

あなたが普段から「これくらいのことは当たり前にやっている」と思える方は、上記のポイントを踏まえて伝え方を意識するようにしてください。たまに優秀すぎる方だと普段からこれぐらいの意識で全てのことに取り組んでいるため「当たり前すぎて」あえて伝えようともしないために、あなたの凄さが伝わらないことがあります。面接官の質問力が低い場合もあるので、あえて伝える意識を持ちましょう。

人事に頭を下げさせるために今日から意識すること

学生面談をしていても段階4以下の方が90%ぐらいかとは思います。これを見て「明日から俺も気合いをいれて取り組もう!」と意気込んでも、段階5、6の水準をいきなり自分のバイト先やサークルで実施することは難しいと思います。

少しでも意識するという意味では、自分が活躍しだしたら、影響を与える範囲を広げることを始めましょう。「強みは周りを巻き込むことです」とアピールする学生が多くいますが、巻き込むレベルがサークルの友達やゼミの先生等の自分で巻き込める範囲の人を巻き込んでいることも多いです。

そうではなくて、スポーツであればプロ選手を巻き込んでみたり、イベントサークルでテレビ局や自治体まで巻き込んでイベントを開催したり…etc、のように少しずつ巻き込める範囲を大きくできないか考えてみてください。

そしてそれを仕組みにして単発で終わらせずにあなたが今やっている活動から抜けた後も継続させる方法を構築するのです。常に考えて行動していればいつかあなたにもできるはずです。実際にそこまでできる学生たちがいるのですから。

中途の転職者でも段階5、6の行動をできる方は極めて少ないです。大企業に受かっている方達でも大半は段階3や4ぐらいが良いところです。簡単なことではありませんが、就活に限らず、あなた自身が取り組んでいるサークル、部活、ゼミ、ボランティア、バイトなどでも段階5、6の行動レベル感を目指して活動するように頑張ってくださいね。

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